6月の終わりに寄せて。初めてペット火葬をお考えのあなたへ、虹の橋への旅立ちを心を込めてお手伝いします

2025/06/30 ブログ
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皆様、こんにちは。アーバンペット葬儀社のわたなべです。

今日で6月が幕を閉じ、明日からは一年の折り返しとなる7月が始まります。今年の6月は、気象庁が梅雨入りを発表したものの、空梅雨とでも言うのでしょうか、雨音に耳を澄ます日は少なく、代わりに真夏を思わせるような強い日差しが照りつける日が続きました。気圧や気温の急な変化に、皆様やご家族であるペットちゃんたちも、少し体調管理が難しい季節だったかもしれません。どうか、ご無理なさらないでくださいね。

この時期、窓の外で力強く咲き誇る紫陽花の花が、雨を待ちわびているように見えることがあります。その姿は、まるで深い悲しみの中で、心の涙が枯れてしまった飼い主様の姿に重なるようで、胸が締め付けられる思いがいたします。

しかし、その晴れ間は、もしかしたら虹の橋のたもとへと旅立っていったあの子が、「もう泣かないで、顔を上げて」と、天から優しい光を届けてくれているのかもしれない。私たちは、いつもそう信じて、飼い主様のお心に寄り添わせていただいております。

本日は、この6月の終わりに、大切なご家族であるペットちゃんを亡くされ、深い悲しみとともに「ペット火葬」という選択肢を初めてお考えになっている飼い主様へ、私たちが心を込めてお手伝いできること、そして旅立ちのその先にある、温かい心の繋がりについて、少し詳しくお話しさせていただきたいと思います。

1. はじめてのペット火葬、その不安と悲しみのそばに

最愛のペットちゃんが、静かに息を引き取ったその時。頭が真っ白になり、時間が止まったかのように感じられることでしょう。「信じられない」「何かの間違いであってほしい」という思いと、どうしようもない現実が押し寄せ、深い悲しみの淵で、ただ途方に暮れてしまうのは、決してあなただけではありません。

「まず、何をすればいいの…?」

多くの方が、その最初の問いに突き当たります。

まずは、慌てずに、涼しいお部屋へそっと寝かせてあげてください。そして、硬く絞ったタオルなどで、お顔や体を優しく拭いて清めてあげましょう。まぶたや口が開きがちでしたら、そっと閉じてあげてください。手足は、胸の方へ優しく折り曲げてあげるように安置します。保冷剤や氷をタオルに包み、お腹のあたりを中心に当ててあげることで、ご遺体の傷みを緩やかにすることができます。

そうして少し落ち着いたら、次に考えるのが「この子をどう見送ってあげるか」ということです。その選択肢の一つが「ペット火葬・ペット葬儀」ですが、初めて経験される方にとっては、不安なことばかりだと思います。

  • 「ペット火葬って、どこに頼めばいいんだろう?」
  • 「費用は一体いくらかかるんだろう?後から高額な請求をされたりしない?」
  • 「どんな流れで進むの?ちゃんと最後のお別れはできる?」
  • 「近所迷惑になったりしないだろうか…」

インターネットで検索すれば、たくさんの情報が出てきますが、その多さゆえに、かえって混乱してしまうこともあるかもしれません。悲しみの中で、冷静な判断が難しい時に、心ない業者に当たってしまったら…というご不安もあるでしょう。

私たちアーバンペット葬儀社は、そんな飼い主様の不安な気持ちを一つひとつ、丁寧に取り除いていくことから始めます。私たちは、単に火葬という作業を行うのではなく、飼い主様とペットちゃんが過ごしたかけがえのない時間と歴史に敬意を払い、「その子らしい、心安らかな最期」を形にするためのお手伝いをさせていただく存在でありたいと、心から願っております。

2. ご自宅が、一番あたたかいセレモニーホールに。「訪問火葬」という選択

「火葬」と聞くと、どこか遠くの施設へ出向かなければならない、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アーバンペット葬儀社がご提案しているのは「訪問火葬(移動火葬)」というスタイルです。

これは、火葬炉を搭載した専用車で、私たちが飼い主様のご自宅や、ご希望の思い出の場所までお伺いし、その場で火葬からお骨上げまでを執り行うことができるサービスです。

なぜ、私たちは訪問火葬にこだわるのか。

それは、ペットちゃんにとって、そして飼い主様にとって、これ以上ないほど穏やかで、心安らぐお見送りができると確信しているからです。

  • ペットちゃんのために

    大好きだった飼い主様の匂い、いつも過ごしていたお部屋の空気、慣れ親しんだ我が家。その安心できる環境で、最期の眠りにつかせてあげることができます。知らない場所へ運ばれるストレスを感じさせることなく、安らかに虹の橋へと旅立つことができるのです。

  • 飼い主様のために

    深い悲しみの中、見知らぬ場所へ出向くのは、精神的にも身体的にも大きなご負担となります。特に、ご高齢の飼い主様や、小さなお子様がいらっしゃるご家庭、お車をお持ちでない方にとっては、なおさらです。訪問火葬であれば、ご自宅で心ゆくまでお別れの時間をお過ごしいただけます。他のご家族の目を気にすることなく、涙を流し、語りかけ、感謝を伝える、その大切な時間を何よりも私たちは重視しています。

「本当に家で大丈夫?煙や匂いは?」

このご質問も、非常によくいただきます。どうぞ、ご安心ください。

私たちの移動火葬車に搭載されている火葬炉は、ダイオキシン類の発生を抑える二次燃焼構造になっており、火葬中に煙や嫌な匂いが外に出ることはありません。火葬炉の稼働音も非常に静かなため、ご近所様にご迷惑をおかけすることなく、セレモニーを執り行うことが可能です。プライバシーに配慮し、社名などを入れていないごく普通の車両でお伺いしますので、周囲の方にペット火葬だと知られることもございません。

先日、葛飾区にお住まいのご家族様から、18歳の猫ちゃんのお見送りをご依頼いただきました。その猫ちゃんは、窓辺のキャットタワーから外を眺めるのが日課だったそうです。ご家族様のご希望で、火葬車はその窓がよく見える場所に停めさせていただきました。ご家族様は、猫ちゃんを抱きしめながら「いつもここから見ていた景色だよ。安心して、虹の橋へ行くんだよ」と、涙ながらに語りかけていらっしゃいました。住み慣れた家だからこそできる、その子だけの特別なセレモニー。私たちは、そんな温かい時間のお手伝いができることに、深い誇りを感じています。

3. その子だけのための炎で送る。「個別一任火葬」と「立会い拾骨」

アーバンペット葬儀社のお見送りは、すべて「個別火葬(一部プランを除く)」です。他のペットちゃんたちと一緒に火葬する「合同火葬」は行いません。なぜなら、私たちは、一つひとつの命が、それぞれに尊く、かけがえのない存在だと考えているからです。

あなたのご家族であるペットちゃんのためだけに火を灯し、心を込めてお見送りし、そして、その子だけのお骨を、飼い主様の手で拾い上げていただく。この一連の儀式が、飼い主様の心の区切りとなり、深い悲しみを乗り越えるための、大切な一歩になると信じています。

プランは、飼い主様のお気持ちに合わせてお選びいただけます。

  • 個別火葬返骨プラン

    「火葬に立ち会うのは、精神的に辛すぎる…」そうお感じになる飼い主様もいらっしゃいます。そのお気持ちも、痛いほど分かります。私たちが責任を持ってペットちゃんをお預かりし、個別での火葬を執り行い、その後、スタッフが丁寧にお骨を拾い、骨壷に納めてご返骨にあがります。ご無理なさらず、安心してお任せください。

  • 立会い

    ご自宅や思い出の場所で、ゆっくりと最後のお別れをしていただいた後、火葬を執り行います。ご指定の場所まではご家族様で移動していただきます。(自家用車、タクシーなど、送迎はできかねます)火葬にかかる時間は、ペットちゃんの種類や大きさにもよりますが、おおよそ1時間から2時間半ほどです。

大田区にお住まいだった、うさぎちゃんのお見送りの時のことです。小学生の娘さんが、泣きじゃくりながらも、小さなうさぎさんの、本当に小さなお骨を、一生懸命お箸で拾い上げていました。そして、最後に「ありがとう、大好きだよ」と、骨壷をぎゅっと抱きしめたのです。命の尊さ、そして感謝を伝えることの大切さを、このお見送りの時間を通して、感じてくれたのかもしれません。最後まで見届け、自分の手でお骨を拾うという行為は、辛いことではありますが、同時に、ペットちゃんが確かに「生きていた」という証を、心と体に深く刻むための、かけがえのない時間となるのです。

4. 旅立ちのその先へ。想いを形にする、多彩なご供養の方法

お骨上げを終えた後、そのお骨をどう供養していくか。これもまた、飼い主様が向き合う大切な選択です。アーバンペット葬儀社では、飼い主様のお気持ちやライフスタイルに合わせ、様々なご供養の方法をご提案しています。

  • ご返骨・ご家族拾骨

    最も多くの飼い主様が選ばれるのが、お骨をご自宅へ持ち帰る「手元供養」です。骨壷と覆い袋にお納めし、ご返骨いたします。しばらくはご自宅で、写真や好きだったおもちゃと一緒に飾り、語りかける時間を持つことで、少しずつ心が癒されていく方も多くいらっしゃいます。

  • 永代供養

    「自分たちがいなくなった後、この子のお骨はどうなるのだろう…」

    「お墓の管理をするのが難しい」

    そうしたご不安をお持ちの飼い主様のために、当社の提携寺院にて、永代にわたりご供養させていただくプランもございます。他のペットちゃんたちとともに、安らかな眠りにつくことができます。

  • 海洋散骨

    近年、自然志向の高まりとともに、希望される方が増えているのが「海洋散骨」です。

    「ケージの中ではなく、広い海で自由に走り回ってほしい」

    「自然から生まれた命だから、最後は大きな自然に還してあげたい」

    そんな願いを叶えるセレモニーです。お預かりしたお骨を、水溶性の袋に納め、東京湾などの穏やかな海域にて、お花と共に散骨いたします。散骨の様子はお写真でお撮りし、後日、散骨証明書と共にご家族様へお送りしますので、ご安心ください。生命の大きな循環の中に還っていく、荘厳で美しいお見送りです。

そして、私たちはささやかながら、お骨の一部を納めることができる「形見カプセル」を、火葬をご依頼いただいた全ての飼い主様にプレゼントさせていただいております。キーホルダーとしていつも身につけたり、お守りとして大切に持っていたりすることで、「いつでもあの子と一緒だ」と感じることができます。ほんの少しでも、飼い主様の心の支えとなれば、これほど嬉しいことはありません。

5. 悲しみから生まれる優しさ。新たな生命へのバトン

私たちは日々、多くの飼い主様の悲しみに触れさせていただいておりますが、同時に、その深い悲しみの中から生まれる、温かい優しさに触れ、心を揺さぶられる瞬間があります。

先日、江東区にお住まいのご家族のもとへ、長年連れ添ったワンちゃんの火葬でお伺いした時のことです。セレモニーが無事に終わり、お骨を納めた骨壷をそっとお渡しした時、奥様が少し躊躇いがちに、いくつかの袋を差し出されました。

「あの子が使っていたものです。ほとんど使っていないペットシーツや、大好きだったけど、もう遊べなくなってしまったおもちゃ…。病気になってからは、療法食しか食べられなかったから、未開封のおやつもたくさんあって…。もし、よろしければ…」

袋の中には、大切に使われていたことが分かる、愛情のこもった品々が詰まっていました。

「この子が生きていた証を、ゴミとして処分することだけは、どうしてもできなかったんです。でも、このまま持っていても、見るたびに辛くなってしまう。もし…もしどこかで、この子と同じように、誰かに愛されるのを待っている子がいるなら、その子のために使ってもらえたら…そしたら、あの子もきっと、喜んでくれるんじゃないかと思って」

涙をこらえながら、懸命に言葉を紡いでくださるそのお姿に、私たちは胸がいっぱいになりました。愛する我が子を失った、これ以上ないほどの悲しみの中にありながら、まだ見ぬ他の命へと想いを馳せる。その優しさ、その強さ。これこそが、ペットちゃんたちが、その生涯をかけて飼い主様の心に遺してくれた、何より尊い宝物なのではないでしょうか。

私たちは、飼い主様からお預かりしたその温かいお気持ちを、責任をもって動物保護団体や地域のボランティア団体へとお届けしています。あの子が使っていたベッドで、寒さに震えていた保護猫が安心して眠りにつくかもしれない。あの子が大好きだったおもちゃで、新しい家族を待つ子犬が笑顔になるかもしれない。

それはまさに、虹の橋を渡ったあの子からの「ありがとう」という想いを、次の命へと繋ぐ「心のバトン」なのだと、私たちは信じています。

6. 最後の最後まで、安心を。明確な費用と24時間のサポート体制

私たちは、飼い主様が心穏やかに、ただ純粋にペットちゃんとのお別れに集中できる環境を作ることが使命だと考えています。そのため、費用に関しても、最大限の透明性をお約束いたします。

ホームページに記載されている各プランの料金には、骨壷や覆い袋の料金もすべて含まれております。表示されている費用以外に、後から不明瞭な追加料金を請求することは一切ございませんので、どうぞご安心ください。(※夜間・早朝の時間帯のみ、別途割増料金をいただいております。詳細はお問い合わせください)

そして、お別れは、時を選んではくれません。

深夜に、あるいは早朝に、突然その時が訪れることもあります。そんな時、どうしていいか分からず、暗い部屋で一人、不安な夜を過ごすことがないように。アーバンペット葬儀社は、お電話でのご相談・ご予約を24時間365日、いつでもお受けしております。

「夜中に息を引き取って、パニックになってしまって…。でも、電話口できねぶちさんが優しく『大丈夫ですよ、まずこうしてあげてください』と声をかけてくれて、本当に救われました」

これは、練馬区のお客様からいただいたお言葉です。どんな時でも、私たちはあなたのそばにいます。不安な時は、どうぞためらわずに、私たちを頼ってください。

結びに代えて

今日で6月が終わり、明日から始まる7月は、本格的な夏の到来を告げます。力強い太陽の光が、木々を青々とさせ、世界を鮮やかに彩っていくでしょう。

今はまだ、深い悲しみの雨が、あなたの心の中で降り続いているかもしれません。その雨が、すぐに止むことはないでしょう。どうか、無理に晴れ間を探そうとしないでください。涙が枯れるまで、泣いてもいいのです。

ふとした瞬間に、窓から差し込む木漏れ日や、心地よい夏の風の中に、あの子の温もりを感じる日が、きっと来ます。悲しい思い出が、愛おしい思い出へと変わり、あなたの心の中で、あの子が永遠に微笑み続けてくれる日が、必ずやってきます。

私たちアーバンペット葬儀社は、その日まで、そしてその日からも、ずっとあなたの心に寄り添い続ける存在でありたいと願っています。虹の橋へと旅立つ、かけがえのないご家族の最期のセレモニー。どうぞ、私たちに、その大切なお手伝いをさせてください。

何かご不安なこと、ご心配なことがございましたら、どんな些細なことでも構いません。いつでも、お気軽にご相談ください。

 

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アーバンペット葬儀社では東京都23区・町田市・千葉県全域・埼玉県南東部・神奈川県川崎市・横浜市でペットの火葬・葬儀を承っております。

. ご遺体は全てのプランで完全な個別火葬を致します。(立会も可能です) . 年中無休 am6:00~pm11:00 葬儀は24時間対応しております。 . 当日の葬儀・火葬も承ります。 .

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