大田区の動物保護団体アンジュ様へ物資をお届けしました

2025/08/05 ブログ

皆様、こんにちは。

アーバンペット葬儀社のわたなべです。

暑い日が続きますが体調を崩さぬように。大切なご家族であるペットちゃんを亡くされた方にとっては、時間の経過が必ずしも悲しみを和らげてくれるわけではないことも、私たちは存じ上げております。そのお心に、まずは深く寄り添い、心よりお悔やみを申し上げます。

私たちがペットちゃんのご火葬・ご葬儀を執り行わせていただいた後、多くのご家族様が、同じようなお悩みや戸惑いを口にされます。

「この子が使っていたごはんやペットシーツ、まだ手つかずに近いものがたくさん残っているんです。どうしたらいいでしょうか…」

大好きだったおもちゃ、温もりがまだ残っているかのようなベッド、闘病中に使った介護用品の数々。それらは、愛する我が子と過ごしたかけがえのない思い出が詰まった、宝物のような品々です。しかし、その宝物が、お別れの後には、見るたびに在りし日の姿を思い出させ、胸を締め付ける辛い存在に変わってしまうことがあります。かといって、ごみとして処分するにはあまりにも忍びなく、強い罪悪感を覚えてしまう。「あの子が生きていた証が、このまま意味もなく消えてしまうような気がして寂しい」「この行き場のない愛情をどうしたら良いのか分からない」……。

ご家族様のその切実で複雑なお気持ちに、私たちがお応えできることはないだろうか。単に不用品を引き取ることではありません。ご家族様の心の負担を少しでも軽くし、同時に、その尊い愛情を意味のある形へと繋ぐお手伝いができないだろうか。その一途な想いから、アーバンペット葬儀社では、ある取り組みを静かに始めました。

本日は、その取り組みについて、そして日頃から温かいご協力をいただいている皆様への心からの感謝の気持ちをお伝えします。

 

感謝 - 皆様の想いを形にした、数々の贈りもの

 

まず何よりも先に、この場をお借りして、私たちの取り組みにご賛同くださり、愛するペットちゃんが使っていた大切な品々を託してくださるご家族の皆様に、心からの感謝を申し上げます。本当に、ありがとうございます。

私たちの事務所の一角には、皆様からお預かりした物資を大切に保管するための専用スペースを設けております。そこには、皆様の温かいお気持ちと共に、日々、様々な「贈りもの」が寄せられています。

フード一つをとっても、その種類は多岐にわたります。成長期の子猫や子犬のための高カロリーなミルクやパピー・キトンフード。働き盛りの成犬・成猫のための様々な味のドライフードやウェットフード。そして、高齢期を迎えた子たちが食べやすいように工夫されたシニア用の柔らかいフード。さらには、闘病生活を支えたであろう「腎臓ケア用」「消化器サポート用」「アレルギー対応」といった特別な療法食も数多くお預かりします。これらのフードの袋一つひとつに、飼い主様が愛する子の健康を願い、少しでも長く生きてほしいと願った愛情の歴史が刻まれています。

ペットシーツやケア用品も同様です。トイレトレーニングで使ったレギュラーサイズのものから、介護で見守ったワイドサイズのものまで。消臭効果の高い高級な猫砂、爪切りやブラッシング用品、シャンプータオル、介護用のオムツや身体を拭くための清拭タオル。これらはすべて、ペットちゃんとの日々の暮らしを、より快適で清潔なものにしようと努めてこられたご家族様の、細やかな配慮の証です。

そして、おもちゃや衣類、ベッドなど、思い出が特に色濃く残る品々も託していただきます。夏を涼しく過ごすためのクールマットやメッシュの服。冬の寒さから守るための温かいセーターや、ふかふかのブランケット。一度も袖を通すことのなかった、真新しい可愛らしい洋服。「このボールがないと散歩に行かなかったんです」と笑いながら話してくださった、遊びすぎてボロボロになった思い出のボール。「これでしか爪とぎしなかったんですよ」と教えてくださった、たくさんの傷がついた爪とぎポール。

私たちは、これらの品々をお預かりするたびに、その背景にある物語に想いを馳せずにはいられません。

あるご家族様は、「このキャリーバッグで、あの子は初めてうちに来て、最後の病院もこのバッグでした。思い出が詰まりすぎていて、もう私には使えません。でも、他の子が新しい家族の元へ行く時に使ってくれるなら、あの子もきっと喜んでくれるはずです」と、涙を浮かべながら語ってくださいました。

また、あるご家族様は、闘病生活を支えたたくさんの介護用品やサプリメントを、「最後まで本当に頑張ってくれました。これは、あの子が懸命に生きた証であり、勲章です。だから、同じように今を頑張っている子たちのために使ってください」と、凛とした表情で託してくださいました。

時には、物資と共に、心のこもったお手紙を添えてくださる方もいらっしゃいます。「〇〇(ペットちゃんのお名前)へ。たくさんの幸せをありがとう。あなたの分まで、他の子たちが幸せになりますように」。その短い一文に込められた万感の想いに、私たちは胸が熱くなります。

皆様の信頼に応えるべく、私たちはこの一つひとつの「贈りもの」を、決して流れ作業のように扱うことはありません。スタッフ一人ひとりが、その背景にある物語を想像し、ご家族様のお気持ちを噛み締めながら、丁寧に、丁重に扱わせていただいております。皆様の温かいご信頼と、海よりも深い優しさに、改めて心より感謝申し上げます。

 

取り組み - 透明性と信頼に基づく、私たちの約束

 

皆様からお預かりした、かけがえのない「想い」。それを、どのような仕組みで、どのような場所へお届けしているのか。ここでは、私たちの取り組みの具体的な内容と、その背景にある「約束」についてご説明いたします。

私たちの取り組みの仕組みは、ご家族様にご負担をおかけしないよう、できる限りシンプルにしています。

  1. お預かり: まず、ペット火葬・葬儀でご自宅へお伺いした際に、スタッフからこの取り組みについて、そっとご案内させていただきます。その際、もしご家族様のお気持ちが「寄付」という選択肢に向かわれましたら、その場で残されたペット用品をお預かりいたします。もちろん、決して強制するものではございません。「少し考えてからでもいいですか?」というお声も多くいただきますので、後日、私たちの事務所までお持ちいただいたり、配送していただいたりする形でも、喜んでお受けしております。あくまでも、ご家族様のお気持ちを最優先し、「もしよろしければ」という姿勢を大切にしています。

  2. 保管・仕分け: お預かりした物資は、事務所の専用スペースにて、責任をもって管理いたします。フード類は、まず賞味期限を一つひとつ確認し、期限が近いものからお届けできるよう整理します。衣類やタオル類は、清潔な状態であるかを確認します。このように、次に受け取ってくださる保護団体様や動物たちのことを第一に考え、丁寧な仕分け作業を行っています。

  3. お届け: そして、数ヶ月に一度など、物資がある程度まとまったタイミングで、私たちが直接、動物保護団体様へお届けにあがります。配送業者に任せるのではなく、自らの手で運ぶ。それは、皆様の想いを最後まで見届けたいという、私たちの誠意の表れです。

このサイクルの要となるのが、「どこへお届けするのか」という、パートナーの選定です。皆様からお預かりした大切な「想い」を託すのですから、その選択には最大の責任が伴います。私たちは、継続的に、そして安心して物資をお渡しできる、信頼のおけるパートナーを探し求めました。

その中で出会ったのが、大田区を拠点に活動されているアンジュ様です。

アンジュ様は、飼育放棄された犬猫の保護や新しい家族を探す譲渡活動はもちろんのこと、不幸な命がこれ以上生まれないようにするためのTNR活動にも精力的に取り組んでいらっしゃいます。最近では、地域の多頭飼育崩壊の現場から、心身ともに傷ついた多くの猫たちを緊急レスキューされたという報告がありました。そのような地道で、困難な現場の最前線に立ち続ける誠実な活動をされているからこそ、私たちは信頼を寄せています。

特に、皆様からお預かりした多種多様な物資が、アンジュ様の活動に直接的に、そして具体的に役立つという点も、私たちがパートナーとして選ばせていただいた重要な理由です。アンジュ様は、高齢であったり、病気やケガを抱えていたりと、特別なケアを必要とする子たちを積極的に保護されています。皆様からいただく様々な種類の療法食は、病気と闘うシニアの子たちの食生活を、そして命を直接支えます。お預かりした子猫用ミルクは、緊急保護されたばかりの乳飲み子たちの命を繋ぎます。大量のペットシーツや猫砂は、多くの保護動物たちが暮らす施設を常に清潔に保ち、感染症を防ぐために不可欠なものです。

このように、皆様の優しさが、具体的な形で、今まさに助けを必要としている命へと届く。この確かな手応えがあるからこそ、私たちは自信と誇りをもって、皆様の「想い」をアンジュ様へとお届けすることができるのです。

 

意義 - この活動が紡ぐ、三つの物語

 

最後に、なぜ私たちアーバンペット葬儀社が、この一見すると本業とは直接関係のない活動を、これほどまでに大切に考え、続けるのか。その「意義」について、少し深くお話しさせてください。私たちは、この取り組みには、関わる人々それぞれにとっての大切な意味、いわば「三つの物語」が紡がれていると考えています。

一つ目は、「ご家族様の物語」です。

愛するペットを失った後の悲嘆(グリーフ)のプロセスは、人それぞれです。その中で、愛用品の整理は、避けては通れない、しかし非常に辛い作業となります。無理に忘れようとしたり、思い出の品を性急に処分したりすることは、かえって悲しみを長引かせることにもなりかねません。

私たちの取り組みは、この辛いプロセスに、一つの前向きな選択肢をご提供するものです。「捨てる」という行為が伴う罪悪感や、「見る」という行為が伴う辛さから、ご家族様を少しでも解放したい。そして、悲しみの中で行き場を失った愛情を、憎しみや後悔ではなく、「未来への優しさ」という形に「転換」するお手伝いをしたいのです。

「あの子が生きた証が、どこかで他の子の役に立っている」。そう実感していただくことが、ご家族様の心に小さな温かい光を灯し、深い悲しみの中から、少しずつ前を向いて歩き出すための力となる。また、経済的な側面だけでなく、ペットのために心を込めて選んだ品々を「無駄にしなかった」という思いは、飼い主としての責任を最後まで果たせたという、静かな安堵感にも繋がります。私たちは、この取り組みがご家族様にとっての「グリーフケア」の、ささやかですが確かな一助となることを信じています。

二つ目は、「私たちアーバンペット葬儀社の物語」です。

私たちは、ペットの「終焉」に誰よりも近くで立ち会う仕事です。だからこそ、その裏側にある保護動物の問題や、年間数千頭にも及ぶ殺処分という悲しい現実から、決して目を背けてはならないという強い社会的責任を感じています。

この支援活動は、私たちの事業理念とも深く結びついています。アーバンペット葬儀社が提供する「訪問火葬」「個別火葬」といったサービスは、すべて「ペットとご家族に、最後まで寄り添い、その尊厳を守り抜く」という想いに貫かれています。24時間365日の対応、ウェブサイトに明記した以外の追加料金をいただかない透明性の高い料金体系も、ご家族様の不安に寄り添うためのものです。

物資の寄付支援は、その「寄り添い」の精神の、まさに延長線上にある活動です。ご葬儀という「お別れの瞬間」の悲しみに寄り添うのが私たちの本業であるとすれば、この取り組みは、「お別れの後の、行き場のない想い」に寄り添うもの。両者は表裏一体であり、どちらも私たちの事業の核となる大切な使命なのです。また、この活動は、私たちスタッフ自身の成長にも繋がっています。一つひとつの物資に込められたご家族様の想いに触れるたび、私たちは「命」への向き合い方を改めて学び、日々の仕事への誇りと責任感をより一層深めています。

そして三つ目は、ささやかですが、「社会の物語」です。

ある一つの家庭で、一匹のペットちゃんに向けられた深い愛情が、物資という形に変わり、次の子の命を救う。そして、その救われた子がまた新しい家族と出会い、新たな愛情を注がれる存在となる。私たちは、この「愛情の循環」の、ほんの一部を繋ぐお手伝いをさせていただいているのだと感じています。

この循環は、保護団体の経済的負担を少しでも軽減し、結果として、一匹でも多くの動物を救うことに繋がり、殺処分問題の解決に向けた、ほんの微力ながらも確かな一歩となり得ます。さらに、私たちのこのブログのような情報発信が、これまで保護動物の問題に関心のなかった方々に、その現状を「知る」きっかけを提供できるかもしれません。知ることは、行動の第一歩です。この活動が、譲渡会に足を運んでみよう、何か別の形で支援してみよう、という次の「行動の連鎖」を生み出すきっかけになることも、私たちがこの活動を続ける大きな意義の一つです。

 

結び:これからも、一つひとつの想いを、誠実に

 

改めて、この活動にご理解とご協力を賜っておりますすべての皆様に、心より御礼申し上げます。皆様の優しさがなければ、この「愛情の循環」は生まれません。

アーバンペット葬儀社は、これからも、この活動を静かに、しかし着実に続けてまいります。それは、特別なことでも、ましてや誇示するようなことでもありません。ただ、目の前の悲しみに寄り添い、ご家族様の「どうしよう」というお気持ちに誠実に応えたい。その一心で、この取り組みを、私たちの変わらぬ使命として、大切に育んでいきたいと考えております。

もし、この長いブログをお読みくださり、ご自宅で眠っているペット用品のことでお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうぞご無理のない範囲で、私たちにお声がけください。ご寄付は、決して義務ではありません。皆様のお心が自然にそう向いた時、私たちがその温かいお気持ちの受け皿になれるのであれば、それ以上の喜びはありません。

そして、今まさに深い悲しみの中にいらっしゃるご家族様へ。どうぞお一人で、その大きな悲しみを抱え込まないでください。ご葬儀のこと、ご供養のこと、そして、残された品々のこと。どんな些細なことでも構いません。私たちアーバンペット葬儀社は、24時間365日、いつでも皆様のお心に静かに耳を傾ける準備ができております。

この小さな取り組みが、虹の橋を渡った愛するペットちゃんからの「贈りもの」として、未来の命を温かく照らす光となることを願いながら。

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 

 

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アーバンペット葬儀社では東京都23区・町田市・千葉県全域・埼玉県南東部・神奈川県川崎市・横浜市でペットの火葬・葬儀を承っております。

. ご遺体は全てのプランで完全な個別火葬を致します。(立会も可能です) . 年中無休 am6:00~pm11:00 葬儀は24時間対応しております。 . 当日の葬儀・火葬も承ります。 .

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